目標設定と戦略

目標設定の重要性 

SNSマーケティングの目標設定

一般的なSNSマーケティングの主な目標として、以下の3つが挙げられます。


SNSマーケティングの主な目標 

  • ブランディング 
  • 新規ターゲットの開拓 
  • 売上増加 

何を目標にしてSNSマーケティングを行うかによって、立てる戦略やアカウントの方向性は大きく変動します。
まずは、目標を明確にしましょう。 

一般的なマーケティングの多くが「売上増加」に主眼を置いているのに対し、SNSマーケティングは「ブランディング」「新規ターゲットの開拓」という、その前段階に目標を置くことが多いという特徴があります。 

適切な目標を定めたら、「立ち位置の確認」でも触れた「SNSマーケティングを通じて実現したいこと」を具体的に言語化しましょう。
たとえば以下のように。 

SNSマーケティングを通じて実現すること 

プランディング 

  • ファンとのコミュニケーションツールとしての活用 
  • ファン育成ツールとしての活用 
  • 最新情報発信ツールとしての活用 

新規ターゲットの開拓

  • 既存プロモーションでは接触しづらい客層の獲得 
  • 既存プロモーションでは接触しづらい客層への認知拡大 
  • 準顕在層・潜在層などライトな層への接触 

売上拡大 

  • キャンペーン情報発信を通じた売上拡大ツールとしての活用 

ビジネス目標の達成のためにKPI設定は非常に重要ですが、SNS運用においてもそれは同じです。
SNS運用におけるKPIの考え方と具体的な設定方法をご紹介します。 

KGIとは、『Key Goal Indicator(重要目標達成指標)』
「認知度アップ」「売上アップ」「ブランディング」「LTVの向上」など、SNS運用を行う中で最終的に達成したい目標を示します。 

KPIとは、『Key Performance Indicator(重要業績評価指標)』
KGIを実現させるために達成すべき具体的な数値目標を示します。
例えば、SNS運用においては「1か月間でプラス1,000フォロワー」「投稿につき平均500いいね獲得」などの指標をKPIとして設定できます。 

ビジネス全体におけるKGIとSNS運用におけるKGIは必ずしも同じだとは限りません。
なぜなら、SNS運用はビジネス目標を達成するためのマーケティング施策の一つだからです。
「SNSを運用すること」が目標となってしまわないよう、何のためにSNS運用を行うのかをあらかじめ明確にしておきましょう。 

SNS運用でのKGIが明確になったら、具体的な数値でKPIを設定します。
KPIを設定すると、担当者間で投稿の質が統一されたり効果測定がしやすくなったりして、スムーズに運用でき、よりKGI達成に近づきます。 

KGIの決め方 

SNS運用におけるKGIは、ビジネス全体の目標に基づいて決定します。SNS運用にどんなに力を入れても、ビジネス目標と紐づいていなければ意味がありません。 

KGIを決定する方法として、主に以下3つの方法があります。 

マーケティング課題から考える 

自社の商品やサービスを拡販するにあたり、現状としてどのような課題があるかを洗い出してみましょう。商品の販売開始直後でまだユーザーに知られていない場合は「認知度アップ」、季節やイベントによって売上の増減が大きい場合は安定的に売上を維持できるよう「LTVの向上」など、おのずとKGIが明確になります。 

経営計画から考える 

中期経営計画など、企業がどのようなビジョンを持ち、どのような戦略で経営を行っていくかを把握した上で、その計画を実現するためのステップとしてKGIを設定する方法です。 

その際、IR資料を参考にしたり、経営陣とコミュニケーションを取ったりすることも重要です。SNS運用は担当者だけの問題ではなく、マーケティング施策の一つとして、企業全体の利益に影響することを意識してください。 

競合の状況から考える 

ベンチマークしている競合他社の認知度や売上などの状況から目指す目標を決める方法です。 

ターゲットオーディエンスの理解 

マーケティングや広告活動を行う上で、ターゲットオーディエンスを理解することは非常に重要です。
ターゲットオーディエンスを深く理解することで、効果的なコンテンツの制作や適切な広告プラットフォームの選定が可能となります。
しかし、ターゲットオーディエンスを理解することは容易なことではありません。ターゲットオーディエンスは多様で複雑な存在であり、一般化することはできません。
ここでは、ターゲットオーディエンスを理解する方法について具体的なアプローチを紹介します。 

市場調査の実施 

ターゲットオーディエンスを理解する第一歩は、市場調査を実施することです。
市場調査は、消費者のニーズや行動、嗜好などを把握するための貴重な手段です。
定量的な調査手法(アンケート、調査票)と定性的な調査手法(フォーカスグループ、インタビュー)の両方を組み合わせて使用することで、より深い洞察を得ることができます。
また、競合他社のマーケティング活動も調査することで、自社のターゲットオーディエンスをより正確に把握できるでしょう。 

データ分析の活用 

データ分析は、ターゲットオーディエンスを理解する上で非常に有用です。
ウェブサイトのアクセス解析やソーシャルメディアのデータ分析を通じて、消費者の行動や興味を把握することができます。
これらのデータから、ターゲットオーディエンスの特性や傾向を把握し、マーケティング戦略の最適化に役立てることができます。 

バイヤーパーソナを作成 

バイヤーパーソナとは、ターゲットオーディエンスを特定のキャラクターに設定し、具体的な人物像として表現する手法です。
例えば、「サラリーマンの40代男性、家族持ちで趣味はゴルフ」といったように、ターゲットオーディエンスの特性を具体的にイメージ化します。
これにより、マーケティング活動や広告制作において、ターゲットオーディエンスをより具体的に考えることができます。 

ソーシャルリサーチの活用 

ソーシャルリサーチは、ソーシャルメディアを活用してターゲットオーディエンスのインサイトを得る手法です。
SNS上の投稿やコメント、共有されるコンテンツを分析することで、消費者の興味関心や意見を把握することができます。
特に、若年層やミレニアル世代といったデジタルネイティブのターゲットに対して効果的です。 

顧客接点の分析 

顧客接点とは、消費者がブランドや企業と接触するポイントのことです。
例えば、ウェブサイト、コールセンター、店舗、SNSなどが該当します。
これらの顧客接点を分析することで、ターゲットオーディエンスの行動や要望を把握することができます。
顧客接点の分析により、効果的なコミュニケーション戦略を策定することが可能です。 

コンテンツ戦略の基本 

コンテンツの読者(オーディエンス)について言えば、彼らが「何を求めているか」はわかっているつもりでも、彼らがそれを「どのように求めているか」がわかっていないことが多いです。
さらに現在のインターネットの世界では、「Hit & Hope」(ただ「作った」だけのコンテンツを公開して「読んでもらえといいな」と待つだけ)では、うまくいかなくなっています。

企業や商品・サービスの認知度アップ 

不特定多数のユーザーに対して情報を発信できるうえ、ユーザーの自発的な情報共有も期待できるSNSマーケティングですが、近年では”バズる”ことによって爆発的に認知度を高まります。 

既存プロモーションではリーチしきれなかった層へもアプローチしやすいため、新規ターゲットの開拓および認知度アップにも適しています。 

ファンの獲得・育成が可能 

SNSマーケティングを通じ、ユーザーに対して有益なコンテンツを発信し続けることができれば、企業や商品・サービスのファンになってもらうことも可能です。
どんな層にアプローチしたいのか、どんな層にファン化して欲しいのかを明確にし、SNSマーケティングを行うようにします。 

顧客ロイヤリティの向上

顧客ロイヤリティとは

顧客が企業や商品・サービスに対して感じる「信頼」や「愛着」のことを指します。
購買活動の変化により「商品を買って終わり」ではなく「商品を買ってからが始まり」となったことで、顧客ロイヤリティが重視されるようになりました。 

顧客ロイヤリティが高まれば、 

  • 顧客のリピーター化 
  • アップセル・クロスセルの増加 
  • 顧客自らが情報提供者となってくれる 

などの効果が期待できます。 

ユーザーと継続的なコミュニケーションが取れるSNSマーケティングは、一過性の高い既存プロモーションに比べ、顧客ロイヤリティ向上に貢献しやすい傾向にあります。 

  • 新規ターゲット層にアプローチする 
  • 有益なコンテンツ配信を通じ、獲得ユーザーを「ファン」に育てる 
  • 継続的なコミュニケーションで、ファンの顧客ロイヤリティを向上させる 

SNSマーケティングにおいては、これらの3ステップを着実に積み重ねていくことが重要となります。 

あらゆる情報を効率的に発信 

情報発信ツールとしてブログやプレスリリースを活用している企業も多いですが、SNSの企業アカウントであれば、 

  • 24時間365日いつでも最新の情報を発信できる 
  • 企業が伝えたい情報を自由にそのまま表現できる 
  • いつでもどこでもすぐに情報にアクセスできる 
  • 画像や動画などを用いたリッチな情報提供ができる 
  • タイムラインを眺めているだけの受動的なユーザーにも情報を届けられる 

などのメリットがあります。 

いくら商品・サービスのファンだからといって、自発的に情報を探してくれるユーザーばかりとは限りません。
受動的なユーザーにもしっかり情報を届けられるSNSマーケティングは、情報発信ツールとしても非常に優れていると言えます。 

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